家造りが大好きな市川です!
今日の現場で使ったビンテージウッド。
日頃から木材、特に間伐材を使う事ってとってもエコな事なんですが、
もう1つエコな事はやっぱり古い材料を再生して使う事です。



そこで今回採用した木材は古材風ではなく、100年以上経った本物の古材なんです。


アメリカで現地加工されて輸入されている材料なんですが、
古い倉庫や納屋といった建物をアーミッシュの方達に手作業で解体して取り出しているのです。
アーミッシュとは18世紀前半にヨーロッパからペンシルベニア州に移民したプロテスタント教会の人達で、今なお当時の生活スタイルで暮らしているのだそうです。
そんなアーミッシュ達に解体されている古い倉庫や納屋は南北戦争当時の戦火の傷や弾丸も埋まっているとか。
だから日本で梁などそのまま輸入して製材すると機械が壊れてしまう恐れがある。
だからフローリングなどの製材は現地で行うんですって。
どんだけタフな機械なんだろう。
私たちの仕事ではもちろんビンテージ加工されたフェイクも多く扱いますが、
そこに少しでも本物が入るとやっぱり引き締まった空間になりますよね。
もう一つは私たちが日頃から提唱しているリクレイム(素材を再加工するのでは無く、本来の姿で再生させてあげる事)の考えにも通ずるから。
ただやはり稀少性が高いので材料としてはかなり高額です。
ここぞと云う空間にちょっとアクセントで使うだけでもいいと思いますよ。

地球環境に優しく、深みのある空間をお試し下さい!