こびとのいえ moom の市川です
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子供を見守る事と監視する事の違いは親が自覚しなくては分からない。
今朝の新聞で「我が子いまどこ?
広がるGPS追跡」
こんな見出しに目がいった。
今の携帯のGPS機能ってすごい!
基本的な機能は
①車に乗るなど高速移動するとメールで知らせる
②ブザーが鳴ったり、電源がきれると知らせる
③下校時などに一定の間隔で居場所を知らせる
④子供がSOSを発信できる
主だった機能は以上のようです。
確かに色々な事件を見聞きすると
親としては心配ですよね。
でも行き過ぎた機能への依存は親の鈍感な安心感になるだけで、
そして子供自身、判断力の成長の妨げになるかもしれません。
確かにこの様なテクノロジーは事故や事件を未然に防ぐ手助けになると思います。
でもこの効果はせいぜい小学生までじゃないかなって思う。
子供は中学・高校になるにつれ、自己のプライバシーや
リズムを作り出す時期。
行き過ぎた見守りが、
いつの日か疎ましい監視になってしまう恐れがあり、
自立のきっかけを遅くしてしまうと思うんです。
そして周りの大人は子供の居場所作りを気にしてる、
監視を解く代わりに、居場所を把握したいのかなって思う。
今の子供に居場所がないからといっても、
その居場所作りは親や周りの大人が作るのではない。
子供達自身が開拓していくものだと思う。
親や周りの大人は、その居場所作りを地域で見守る事で良いのでは?
その為には大人自身が地域での居場所を作る必要があるんだと思うんです。
地域の安全は地域のコミュニティから生まれるんだと思うし、
子供達はそんなコミュニティの中で、
社会の、そして大人との関わりの中で、
きっと居場所作りをしていくものだと思います。
そんな僕も、そうしてきたから。
だから、見守りから監視になるタイミングを見誤らない様に、
しっかり今のコミュニティから発信して行きたいと思う。
そんな事を考えたお彼岸の朝でした。